泌尿器科で性病の診察を受ける

泌尿器科での性病の診察は、できることなら早期発見が望ましいですが、HIVを除けば自覚症状が現われた時にでも間に合うケースが多いです。
性病は、感染してから何日かは潜伏期間がありますので、すぐにはわからない場合があります。
例えば淋病なら、感染してから1週間ほどで陰茎に炎症が起こり、膿みが出たり痛みを感じたりの自覚症状が現れますが、1週間程度は無自覚で過ごすことになるでしょう。

自覚症状が無くても 病院で検査を受ければ感染しているかどうかはわかります。
診察では、問診から始まり医師による触診、エコー、レントゲン検査などを行い、症状によって塗り薬や内服薬、点滴が処方されます。
検査では、尿を採って尿検査をする場合があります。
泌尿器が炎症を起こしている場合、尿に膿みや血液が混じっていることがありますので、診断の材料になるからです。

女性の場合は、おりものに悪臭が出ることがあり、子宮感染になると不妊症を引き起こす可能性があるので男性よりも深刻かと思われます。
女性が通院する場合は、女性用の泌尿器科か婦人科を受診することになるでしょう。
大きな病院の場合だと、総合診療科が設けられており、そこで病気を診断して各専門分野へと案内をしてくれます。
男性の場合は、普通に泌尿器科での診察になります。

そこで気になるのが診察にかかる費用でしょう。
その費用ですが、病院での診察は、初めての診察の場合は初診料がかかります。
なぜ初診料がいるのでしょうか?
初診料は、初めて受診される方の症状を知る為のカルテを作成する際の手数料です。
初診料は基本料金と考えれば理解しやすいでしょう。
そこに診察料やお薬代、検査費用などが加算されて請求されます。
保険診療だと、通常3割負担の支払いでOKです。

再診料を払わないといけないケースもあります。
再診料が必要なケースとは、最初の診察後、お薬を取りにきて再び診察を受けた時などにかかる費用です。
診察から次の診察を受けるまでの期間が、3か月以上になると再び初診料金が掛かります。
初診料や再診料の計算方法はありますが、診察に行かれた時に病院で確認された方がより正確でしょう。

性病は、ウイルスや細菌が病原体となって起こるもので、体内に入り込んだそれらを駆逐するために抗生物質を投与します。
非常に怖い性病である梅毒のように、ペニシリンという抗生物質が特効薬になるというものです。
ただ、抗生物質は、完治しない内に服用を止めると、病原体に抵抗ができてしまうので、服薬終了の判断は、医者と相談して行うのが普通です。
自己判断は危険です。
性病は、早期発見、早期治療で自分の体への影響や感染拡大を防げますので、少しでも疑いがあれば、速やかに病院で診察を受けましょう。