失禁は泌尿器の病院へ

大人になると失禁することはほとんどなくなりますが、なんらかの原因で失禁しやすくなることもあります。
年を重ねることでそうなることもありますし、若い方でもこの症状で悩んでおられる方もおられます。
あくまで一時的なものなら問題は少ないですが、継続的に失禁する、しそうになるといった状態なら病院での治療を考えるといいかもしれません。
失禁の治療を受けたいときは泌尿器の病院を選んでください。


泌尿器の病院とは泌尿器科です。

ここは腎臓や膀胱、尿道など尿に関わる臓器の異常や病気を扱っている病院です。
腎臓や前立腺といったがんや尿管結石、性病など多くの病気の診察・治療を行っている病院ですが、尿漏れや失禁といった症状の診察も行っています。

失禁にもいくつかの種類があります。
たとえば何か重いものを持ち上げたときや運動したとき、咳やくしゃみをしたときに漏れるタイプです。
このタイプの場合、このような特定の場面でのみ失禁します。

このほか、急に尿がしたくなって我慢できなくなり、そのまま失禁してしまうといったタイプもあります。
こちらのタイプの場合は日常生活で特にきっかけがないのに突然トイレに行きたくなり、しかも我慢できずに失禁するわけですから、患者にとっては非常にお悩みとなりやすい失禁です。

このほかにも失禁にはいくつかのタイプがあり、自分の場合でどれになるのかを医師が問診や診察などにより判断します。
そしてどのタイプなのかによって治療法も変わるのです。

それはつまりどのタイプの失禁なのかがわかれば効果的な治療法もわかるため、失禁が改善する可能性も出てくるということです。
この症状に悩んでおり病院を受診する方も少なくありません。
そして実際に病院を受診して失禁を改善できた方もおられますから、失禁で悩んでいるときは泌尿器の病院を受診してみるといいです。

なお、これまでは特に失禁などまずなかった大人の方が失禁するようになった場合、それは泌尿器に何か異常が起きている可能性がありますよね。
その異常とは性病になるのか不安に思っている方もおられるでしょう。
病気を持っている方と性行為などすると病気が移り、尿道や性器などに異常が起きることもよくあります。

失禁も性病としての症状なのかというと、これは特に関係ないことも多いです。
性病の症状としてよくあるのは排尿時の痛みやかゆみ、違和感などのほか、尿道からの膿といったもので、失禁するといった症状はあまり多くありません。

そのため失禁するからと性病の可能性を心配する必要はそれほどありませんが、泌尿器科では性病の診察も受けられることは多いです。
失禁とあわせて性病のことも気になるなら一緒に相談するといいでしょう。