性病の自覚症状の発見はいつから?

戦後の日本の劣悪な環境により大流行した性病。
抗生物質のペニシリンによって、その数は減少していきます。
医療の進歩によってこれまで不治の病に分類されていた性病も、完治や治療予後の改善がなされています。
ただ、問題なのは自覚症状のないまま、感染しているケースの増加です。
いつから感染したのか気づかず、自覚症状がないまま不特定多数の異性と性交渉をすることで、感染は拡大していきます。
なんらかの症状や心当たりがあった場合は、すぐに病院で診察を受けることが肝心です。

自分が性病だと気が付くのは、自覚症状が出てからのことが多いようです。
性病の自覚症状は、性病の種類によって違います。
数日から数週間ほどで症状が現れるものもあれば、長期間に渡って症状が現れないケースもあります。
痒み、おりもの、悪臭、痛みなど、様々な性病の症状が現れたら、病院で検査を受けましょう。
性病の検査に病院に行くのが恥ずかしいと思う方は、性病検査キットと言って、自宅で検査する方法もあります。
検査キットは、ドラックストアや薬局では、販売してないので、ネット通販で購入するようになります。

現代では性文化が昔よりオープンになったことから、昔とは違った”性病のリスク”があります。
昔は、SEXというものは結婚をしてから夫婦同士の営みに限られているものだったので、性病の感染経路の多くは風俗からでした。
しかし、今は男女の交際関係が複雑化していますので、感染経路の特定が難しく突き止めるのが困難です。
性病に感染しているのが無自覚なまま性行為に及び、その結果パートナーに感染する。
交際関係が終わり、保菌者が別の異性と交際をして性交渉に及ぶ。
このような流れで感染が拡大していきます。
夫婦であれば、相談して二人で検査に行けるのですが、恋人同士は難しいでしょう。
「検査をしてよ」とは言いにくいものです。
それでも、はっきりと伝えられる関係になるのが大事なのですが。

病院に検査に行くのが恥ずかしいと思わない事が、性病予防の第一歩です。
感染してから検査に行くより、感染を回避する為の予防検査も必要でしょう。
インフルエンザの予防接種や肺炎の予防接種などと同じ感覚がもてればいいのですか、性病はなかなか難しいのかもしれません。